債務整理キャッシング
中国旅行2007の写真2(観光編2・西安)
このページの一番下へ

大雁搭
大雁搭。玄奘(三蔵法師)がインドから持ち帰ったお経や仏像を収蔵していたそうだ。

今回の旅では、大雁搭には3回も足を運んだ。一度目は日中、普通に観光しに行った。2回目は西安で出会った日本の旅行者の方(岡田さん)と夜景を見に行った。正確には噴水ショーがあるという情報があったので、それを見に行ったつもりが、もう終わってた。3回目は――予想がつくと思うだろうけど――噴水ショーを見ることと、夜景を(見るだけじゃなく)撮影するために行った。その意味ではこの写真も執念の一枚なのだ。

大雁搭の噴水ショー
噴水ショー
陝西省歴史博物館所蔵、唐代、牡牛の頭の瑪瑙杯
牡牛の頭の瑪瑙杯

で、苦労して(?)見に行った噴水ショーですが、めちゃくちゃ間近で見られるので、スリルと迫力があって素晴らしかった!ぶっちゃけ、西安に行ったなら絶対見るべき!と思った。

右側の写真は、陝西省歴史博物館にある唐代の「牡牛の頭の瑪瑙杯」。美術品としてはそれほど突出して素晴らしいというわけでもないけど、イランのリュトン(★注1)と似ていて、唐代は西域との交流が活発だったから影響を受けたのかな?(仮説)と思ったので、忘れないためにこっちにもアップしてみた。あと、日本の中国に対する認識って、どうも日本との関係でばかり語られているところがある。それだけじゃつまらんだろ(これじゃ見方が一面的になってしまう)ってのが私の見方なので、自分のフィールド(?)である中東から中国を見てみた次第。

(★注1)リュトンとは「底部ないしは突端部に流出孔のある容器の総称」とのこと。私が想起したのは、先日、「ペルシャ文明展」で見た「有翼ライオンの黄金のリュトン」(下図)。これはアケメネス朝(前550-前330年)時代のものだから、直接の影響は考えにくいけど、妙に似てる。こうしたリュトンはササン朝以降でも作られていたのだろうか?または、中国にもこうした杯の形はもっと昔からあったのだろうか?この疑問に対する解答は、美術史の教科書をちょっと調べた程度では出てこなかったので、今後の課題ってことにしておく。

有翼ライオンの黄金のリュトン


さて、西安の市街地の中心には鐘楼と鼓楼というのがある。鐘や太鼓で時刻を知らせたりしていた施設で、今はそれらの場所でパフォーマンスをやっていたりする。観光客らしく、私もそれを見てきたワケだ。鐘楼では唐の時代の楽器を使った演奏と、演奏に合わせた踊りのパフォーマンスがあった(上段)。鼓楼では、昔ながらの(?)太鼓を叩くパフォーマンス(下段)。

どちらも無料だけど、やっている時刻は限られているので、両方見られたのは結構ラッキーだったかもしれない。

西安の鐘楼、唐代の踊り 西安の鐘楼、唐代の音楽
西安 鼓楼 西安 鼓楼


西安の東120キロほどのところに華山という山がある。標高2200メートルくらい。当初の予定ではここに行くつもりは全然なかった。上述の岡田さんと情報交換してる中で「華山って面白そうですよね」みたいな話が出て、「ん?そうなの?」みたいな話になったのが、ここに行く大きなきっかけになった。岡田さんには感謝感謝。

本当は朝イチで行くべきところだったが、都合により行けず、夕方に到着した。到着したら、もう日帰りは無理だって話を聞かされた。何もしないで帰るなら日帰りもできたところだけど、さすがにせっかくきたんだから景色の一つも見たい。日帰りは無理ってことは、どうするのかと言えば、徹夜で登山することになった。

そんなの「ありえねー」とか思いながらも、現地で知り合った中国人のグループに混ぜてもらって一緒に登った。登る途中も、休憩のときにトランプをしたり、日本的な感覚とはちょっと違って面白かった。で、登った後のご来光のシーン(左)と険しい登山の様子(右)が下の写真。ぶっちゃけ、日帰りできないと通告されたときはちょっとばかり気分が悪かったけど、この朝日を見てそんなのは完全に吹っ飛んだ。

華山 ご来光 華山



トップへ戻る 観光編1・西安以外
街並み等に進む
inserted by FC2 system