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奈良・京都・松本・東京の旅2008〜2009
奈良編その2

法隆寺、薬師寺、平城宮跡、なら奈良館で撮影したもの。本当は新薬師寺と秋篠寺の超素晴らしい仏像を紹介したいのだけれど…。


法隆寺

法隆寺
中門の外から主要建造物を望む

法隆寺に着いて最初に気づいたのは、中門に入る前に、正面から中門、五重塔、金堂が見えたこと。これらが全部見えるのは明らかにビジュアル的な配慮がなされていると感じた。で、今このサイトを書くためにガイドブックを見直してみると、「法隆寺式伽藍配置」の特徴として複数の建物が同時に見えることが特徴だと書いていたので、自分の直観(?)もなかなか捨てたものではないと感じていたりする(自画自賛→笑)。

私がこのことに気づいたのは、日本や中国の寺院で写真を撮るときに、いつも全容を一枚でわかるように写そうとしても、なかなかできなかったから。日本や中国の寺院では、一度に建築群の全容を見渡せるようにせず、むしろ全容を見えないように、一度に把握できないようにしていると感じられる。法隆寺はそれとは違うパターンで配置されている。

法隆寺(五重塔と金堂)
五重塔と金堂

中門の中も写真が撮りやすい建物の配置になっていた。まぁ、写真を撮るために設計されたわけではないだろうが、やっぱり他の寺とはちょっと違う。

柱にまとわりつく龍
柱にまとわりつく龍

金堂の2階の部分の柱に龍の彫刻があるのを発見!柱に龍が巻きついているパターンは中国の孔子廟などで何度か見たことがあるので、法隆寺は古い寺なので中国から来たものが比較的そのまま残っているのか?

法隆寺は付設されている博物館が秀逸なんだけど、見に行く前に予習してから行ったほうが良いかも知れない。日本史の教科書には必ず載っている「玉虫厨子」などもあったけど、今一歩、何がどうすごいのかよくわからなかったりした(汗)。

ちなみに、この日は結構雨が降っていたので写真を撮るにも良い位置取りがしにくかった。天気がよければもっと良い位置から撮影できたと思うのですが…。


薬師寺

薬師寺金堂
薬師寺金堂

この両側に西塔と東塔がある。中国では双塔をよく見かけるが、日本にはあまりない。というか、薬師寺以外では見たことがない。薬師寺の2つの塔は中国によくある双塔の形式が入ってきたものなのだろうか?

薬師寺(西塔) 薬師寺(東塔)
薬師寺の西塔(左)と東塔(右)

西塔は1981年再建。東塔は創建時の頃からの古いもの。いずれも三重塔なのに屋根が6重なので華やかな感じで、五重塔のように見える。本当は2つの塔と金堂を一つの写真に収めたかったけれども、到底不可能だった。

薬師寺のしめ縄
薬師寺のしめ縄

私が薬師寺に着いたとき、修学旅行生っぽい一団がいて、引率者がいろいろと解説をしていた。その中で金堂に「しめ縄」がかかっているのは「神仏習合」だからだと説明していた。

もともと薬師如来がポピュラーになったのは、それまで社会的身分の高い人々のものだった仏教がさらに広く多くの人々の間に広まっていく過程で、大衆に病気を癒すという実利を与える如来として崇められたというのがある。神仏習合による「神」の取り込みも、大衆へと広まっていくという方向性は共通であり、薬師寺に相応しい感じがした。


平城宮跡

平城宮跡(朱雀大路から朱雀門を望む)
平城宮跡(朱雀大路から朱雀門を望む)

平城宮跡は本当に何もない原っぱが広がっている。朱雀門のすぐ後ろは平城宮の敷地内を近鉄奈良線が走っていたりする。朱雀門も古いものを復原したものなので、ありがたみは全然ないけれども、何もないがゆえに空を撮るにはちょうど良い。雨上がりの青空と夕暮れ時の僅かに赤く染まった雲がなかなか良い感じ?


なら奈良館

新薬師寺の十二神将像レプリカ

新薬師寺の十二神将像のレプリカ

近鉄奈良駅ビルの中にある「なら奈良館」という博物館(?)は侮れないです。奈良の世界遺産についての展示と説明が充実しているので、訪問前に立ち寄ると見方が深まりそう。訪問後に行っても「そうだったのか」と思うようなことが結構ありそうです。

新薬師寺の十二神将の塑像は奈良で見たものの中でもかなり気に入ったものですが、本物は写真撮影できないので、なら奈良館に展示されているレプリカをアップしました。

奈良で見たものの中で一番気に入ったものは、秋篠寺の伎芸天立像なのですが、当然、写真撮影禁止なのでアップできません。ポストカードをスキャンすればアップできるけど、面倒なので後日気が向いたらアップしたいところです。



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